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「毎月の家賃10万円がもったいない気がする」
「でも、今すぐ家を買うのはまだ早い?」
30代になり、家賃と住宅購入を改めて見直す人が増えています。
とくに月10万円以上の家賃を支払っている場合、「同じ額を払うなら、ローンを組んだ方が資産になるのでは?」という考えが浮かぶのは自然な流れです。
この記事では、家賃10万円を払っている人が住宅購入を検討するタイミングとして適しているかどうか、また、30代からのマイホーム購入における判断ポイントを具体的に解説します。
家賃10万円を払い続けるとどうなる?
家賃10万円は、単身でもファミリーでも決して安くはありません。
年間では120万円、10年間で1,200万円もの支払いになります。
しかもこの金額は、住んでいる限り「資産にならない出費」です。
住宅ローンのように、返済を終えたら「自分の持ち家が残る」という仕組みではありません。
たとえば、10万円の家賃を20年払い続けると、単純計算で2,400万円の支出。
同じ金額でローンを組めば、地方なら十分な一戸建て、都心部でもマンションが視野に入ります。
もちろん、賃貸にはメリットもあります。
- 転勤や引っ越しがしやすい
- 固定資産税や修繕費がかからない
- 建物の老朽化リスクがない
しかし30代は、「これからの拠点を定める」という意味でも、住宅購入を現実的に考えるタイミングでもあるのです。
30代から住宅購入を検討すべき理由とは?
30代は、住宅購入において「ベストなタイミング」と言われることが多いです。
その理由には以下のような背景があります。
- 収入が安定し始め、ローン審査が通りやすい
- 結婚や出産など、生活の基盤が固まりやすい
- 35年ローンを組んでも完済が定年前に間に合う
特に住宅ローンに関しては、借入時の年齢が若いほど有利です。
完済年齢が80歳などになると、融資の審査自体が難しくなることも。
また、住宅ローン控除(年末残高の0.7%を13年間控除)など、購入初期の優遇制度を最大限活用できる時期でもあります。
つまり、「買える時に買って、住みながら資産に変えていく」という戦略が30代には向いていると言えるのです。
住宅購入の判断ポイントは「将来設計」
とはいえ、「家賃が高い=すぐに買うべき」と単純に考えるのは早計です。
住宅購入を検討するなら、まず以下のような視点から判断しましょう。
1. 今の暮らしを将来も続けたいか?
→ 転勤の可能性、住みたいエリア、家族構成の変化を考慮
2. 貯金と返済計画に無理はないか?
→ 頭金の有無、毎月のローン支払いと生活費のバランスを確認
3. 資産価値のある物件か?
→ 売却・賃貸も視野に入れたエリア・物件の選定が重要
4. 教育・老後・介護など中長期の費用に対応できるか?
→ ライフイベントごとの支出を見越したマネープランが必要
このように、住宅は「買うこと」そのものが目的ではなく、暮らしの質をどう高めていくか、そのために家をどう活かすかが本質です。
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買い時を逃さないために今できること
「まだタイミングじゃないかも…」と悩んでいる間に、
金利が上がったり、物件価格が高騰するというケースもあります。
そこで、今からできる行動として以下をおすすめします。
- 月々の家計を見直し、ローン返済可能額を把握
- 賃貸更新のタイミングで購入検討に切り替える
- 頭金を目標に積立をスタート
- 住宅展示場やモデルルームで情報収集
- 信頼できるFPや不動産会社にシミュレーションを依頼
情報とお金の準備を「先回り」しておくことで、いざというときに動きやすくなります。
家賃に対する「もったいない」という感情を、前向きな選択へ変えるチャンスです。
まとめ:10万円の家賃が未来を変えるきっかけに
30代で家賃10万円を払っているなら、それは「家を買うべきサイン」と捉えてもよいタイミングです。
家賃が高いことを嘆くだけでなく、それだけの出費を「将来の資産」に変える方法があるということを知ってください。
もちろん、すぐに決断する必要はありません。
でも、「いま準備するかどうか」で5年後・10年後の家計は大きく変わります。
理想の暮らしを手に入れる第一歩として、住宅購入という選択肢に目を向けてみましょう。
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