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「不動産投資って、お金持ちがやるものじゃないの?」
そう思っていた20代の私が、実際にワンルームマンション投資にチャレンジしてみたリアルな体験談を、今回は余すところなくご紹介します。
少ない資金でも始められる不動産投資。
でも、リスクや実際のキャッシュフローはどうだったのか。
この記事では、「やってみて良かったこと」「想定外だったこと」「これから挑戦する人に伝えたいこと」を赤裸々にまとめました。
これから不動産投資に踏み出そうとしている20代の方に、少しでもヒントになれば嬉しいです。
なぜワンルーム投資を選んだのか?
当時の私は25歳。
IT系の会社で働いて3年目でした。
将来への漠然とした不安から、**“お金に働いてもらう方法”**を調べ始めたのがきっかけです。
株や投資信託も検討しましたが、家賃収入という“毎月入ってくるお金”に魅力を感じ、不動産投資に興味を持ちました。
ただし、都心の1LDKなどは高くて手が届かない。
そこで目を付けたのが「中古ワンルームマンション」。
価格帯は1,000万〜1,500万円ほどで、20代でもローン審査を通過できる範囲だったのです。
「家賃でローンを返せれば実質ノーリスク」と思い、思い切って物件購入に踏み切りました。
実際に買った物件とその条件
購入したのは、東京23区内の駅徒歩6分、中古築20年のワンルームマンション。
価格は1,320万円。
フルローン(頭金ゼロ)で、住宅ローンではなく投資用ローンを組みました。
金利は年2.3%、返済期間は30年。
家賃は毎月7.5万円で、月の返済額(管理費込み)は約6.5万円。
つまり、月1万円ほどのキャッシュフローがプラスになる計算でした。
最初は「毎月お金が増えるって最高!」と思っていましたが、すぐに“現実”を知ることになります。
想定外だった「管理」と「修繕」のリアル
ワンルーム投資は「楽して稼げる」というイメージがありますが、実際には気にすることがたくさんあります。
たとえば:
•管理会社への手数料
•固定資産税
•入居者の退去と原状回復費用
•年1回の大規模修繕積立金の増額
とくに初めての空室時には、「家賃が入らないのにローンだけ引き落とされる」という不安を体感しました。
幸い1ヶ月で次の入居者が決まりましたが、1年以上空室だったらと思うと、ぞっとします。
結局、キャッシュフローはプラス1万円どころか、年間トータルでトントン、むしろマイナスになった年もあります。
それでも「買って良かった」と思える理由
それでも、私はこの投資を後悔していません。
理由は大きく3つあります。
1つ目は、「自分でお金を動かした」という実感が得られたこと。
知識ゼロからローン契約、物件選び、入居者対応まで経験したことで、経済に対する見方が一気に変わりました。
2つ目は、資産が残ったこと。
物件の価値は下がっていないどころか、近年の地価上昇でむしろ少し上がっています。
3つ目は、「他の資産運用にも応用できる学び」が多かったこと。
不動産に限らず、リスクと向き合い、計画的に資産を増やす姿勢が身についたのは大きな財産です。
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これから始める20代に伝えたいこと
不動産投資は、「うまくいけば不労所得」という魅力的なイメージがありますが、実際には“経営”そのものです。
・金利の変動
・空室リスク
・突然の修繕費用
・管理会社とのやりとり
こういった現実を受け止められるかどうかが成功の鍵です。
そしてもうひとつ大切なのは、「勉強してから買う」こと。
私の場合、購入前に5冊の本を読み、3社の不動産会社に相談しました。
それでも想定外のことは起きます。
でも、やってみる価値はあります。
20代はリスクに耐える“時間”があります。
うまくいかなくても、やり直す体力も柔軟性もあるのです。
だからこそ、やるなら早めがいい。
大切なのは、“儲け話”ではなく“リアル”を見る目を持つこと。
自分で判断して、自分の責任で始める。
それが、資産を持つということの本質だと実感しています。
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